大阪、みなみの千日前繁華街に「道」という名前の商店街があるのをご存知ですか。
「道」は道具のレストランや食堂開業となったらお世話になるニッチなところです。調理器具、のれん、包丁、ちょうちん、料理サンプルまで、とにかく料理に関する「道具」は何でも揃います。
そんなニッチなお店が並ぶ商店街ですが、そのニッチさが受けて国内外から多くの観光客が押し寄せています。
一緒に道具屋筋商店街を歩いてみましょう。
この道具屋筋に来たら子供に戻ったように興奮するよ!
千日前道具屋筋とは
大阪は昔から『食いだおれ』の町として知られています。食事にお金をかけるんですね。また大阪は天下の台所とも言われています。
その台所を支えているのが料理人、その料理人を支えているのが、包丁や調理器具です。
なんばグランド花月の横にある入口にかかっている「道」という大きな看板。ここに込められているのは「天下の台所」を支えているという気概だと思います。
商店街は150メートルほどでそんなに長くはありませんが、ユニークなお店が沢山ありますよ。
千日前道具屋筋商店街の超人気店! 食品サンプルのお店「デザインポケット」
まずは、千日前道具屋商店街の超人気店である「デザインスポット」を紹介します。ここには、海外からの旅行者にもすごく人気があるんですよ。
「デザインポケット」は、なんばグランド花月から商店街を入るとすぐ左手にあります。
ここは「食品サンプル」を販売しているところです。
「食品サンプル」といえば、昔懐かし、食堂のウインドケースなどに並んでいた商品サンプルですネ。
これは日本が世界に誇る伝統文化だと思います。海外にこんなものないですから。しかも本物と見まがうほど精巧にできていますよね。
サンプルは大量生産ではなくて、ひとつひとつ丁寧に作られます。だから同じものは他にありません。職人さんの匠(たくみ)の技がひとつひとつの作品に込められているのですね。
ここは単品販売コーナーです。寿司ネタを中心に精巧に造られた食品サンプルが並んでいます。ひとつ1000円前後するのでけっこう値段は安くないですが、外国人観光客が次々に買っていきます。
ちょっと高いですけど、こんなものも売れています。
食品サンプルを制作体験することもできます。たこ焼き、お寿司、パフェ、季節のタルト、お弁当などが制作できます。
◆詳しくはこちらで(予約もできますよ)
https://www.designpocket.net/experience
あらゆる包丁がそろう専門店、「堺一文字光秀」
包丁のお店なんですが、店頭には「日本刀」が飾ってあっておどろおどろしかったのですが(笑)、店員さんはみなさんとても感じの良い方ばかりでした。
包丁の切れ味が試せるコーナーや研ぎ方を教えてくれるコーナーもあります。
5,000円以上の包丁を買うと名入れサービスもしてくれるので、自分だけのオリジナル包丁が手に入りますよ。
◆詳しくはこちらで
http://www.ichimonji.co.jp/
お店の総合装飾ならおまかせあれ!!看板専門店、「花月堂」
花月堂は、のれん、提灯、看板を中心に和風装飾品、民芸品等店舗の装飾品を製造・販売されているお店です。
道具屋筋を歩くと沢山の提灯、看板に灯がともりひときわ目立つお店です。
私は実家が商売をしていたので、父親が屋号の電飾看板を作ったりとお世話になりました。昔は「かんばん屋」さんと言っていた気がします。
和風民芸品のコーナーでは、昔懐かしい民芸品、映画のポスター、和服の古着なども販売されています。見ているだけでも楽しいですが記念に何か買って帰りたい衝動にかられます。
◆詳しくはこちらで
https://kagetudo.com
商店街の入口にかかっている「道」の字は、花月堂の創業者・湯川徳太郎さんの筆によるものだそうです。創業70年の花月堂で昭和の歴史を感じてみてください。
まとめ
千日前道具屋筋は「くいだおれ」大阪の台所を支えてきた商店街です。ここで昭和の大阪を感じてみてはいかがでしょうか。
千日前道具屋筋では、大阪の昭和も現代も感じることができるよ。
Life Only Once
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