シドニーにあるベトナム人街、カブラマッタを探検してみた

シドニー

オーストラリアは移民政策で沢山のアジア人を受け入れてきました。特にシドニー西地区は「インナーウエスト」と呼ばれたくさんのアジア人街があります。カブラマタはシドニーから電車で1時間、ベトナム人がとても多い街です。

 

シドニーでアジアを感じる小旅行。シドニーに長らく住んでいる人でもカブラマッタに行ったことない人多いんですよね。今回、週末を利用してずっと気になっていたカブラマタを探検してきました。

シドニーのベトナム人街、カブラマッタとは

どうしてシドニーにはベトナム人が多いの?

 

1975年まで20年続いたベトナム戦争。戦争に敗れた南ベトナムの避難民をオーストラリア政府は積極的に受け入れました。現在、オーストラリアのベトナム人は二世の時代に入り、オーストラリアで生まれを含めると20万人のベトナム人がいるといわれています。

 

カブラマタは多くのベトナム人がコミュニティを作る街です。そのカブラマタの象徴はなんといっても「自由の門」。このあたりはモールになっていてイベントが行われたりと市民の憩いの場になっています。

 

シドニーのベトナム人街、カブラマッタはどこにあるの?

シドニーセントラルステーションから電車で西へ約1時間の距離にあります。カブラマッタの繁華街は電車の駅からすぐで分かりやすく便利です。

 

車で行く場合は、2~3時間までは無料の駐車場が数か所ありました。

カブラマッタの駅からベトナム人街へのアクセス方法

 

 

カブラマタの駅を降りると、改札が左右に分かれます。迷わず、「Railway Pde」の方に進んでくださいね。

 

スロープを降りるとバス停が並んでいてその道をはさんでその向こうがカブラマタの中心街になります。

 

カブラマッタの街は駅の西側に広がる大きな一区画。そのなかにところ狭しとレストラン、ショップ、カフェ、マーケットがぎっしりと詰まっています。

 

まずは「自由の門」へ向かうのがお薦めです。このあたりはモールになっていてカブラマッタ繁華街の中心です。駅から道路を渡りArthor Street(地図の黄色い➡)をゆけば左手に大きな門が見えてきます。この方法が一番分かりやすくおすすめです。

 

 

このあたり中心に街歩きを楽しめば道に迷うこともないと思います。オレンジ色に囲んだところがお店が立ち並ぶ一番賑やかな一角です。

 

シドニー、ベトナム人街カブラマッタの魅力について

 

安くて美味しい、最強の「フードコート」

 

写真のようなフードコートがいくつかありました。文字のメニューを見ても分からないのですが、写真で美味しそうな料理を見つけて番号でオーダーすればよいので困ることはありませんでした。

 

 

メニューの種類が多すぎて選択するのに困ってしまうほど。お昼ともなれば地元の人で大盛況でしたよ。

美味しいフォーが食べたい!!

 

これだけはネタを事前に仕入れておきました。私にとって、ベトナム料理といえば「フォー」や「ワンタンスープ」です。シドニーの街中でもよく食べますが本場のフォーを食べたい!と事前に下調べして行ってきました。

 

それがここDong Ba Restaurantです。私は醤油ベースのワンタンを注文しました。やわらかいワンタンとほんのり甘い醤油ベースのスープ、シャキッと歯ごたえのよいもやしが最高によくコンビネーションされていて絶品でした。

 

店員さんは若い女性ですごく愛想いい感じ。楽しく食事を楽しめました。カブラマッタに行ったらまたDong Ba Restaurantに行ってしまうに違いないと思います。ちなみに店内はこんな感じ。清潔感あふれてよいのですが、ちょっとけばけばしすぎない、、、?(笑)

 

ベトナム人街、パラマッタ 実はシドニー屈指の生鮮マーケットだった

 

実はシドニーに住んでいると、野菜や魚の流通が限られていてほとんど市場で買うということがないんです。

 

オージーの友人にも普段どんなところで買い物をしているか聞いてみましたが、ほとんど例外なく「Coles」や「Woolworth」のスーパーマーケットでした。なのでカブラマッタのように青果や鮮魚が市場で買えるという環境はほぼなくなってしまっているんですね。なのでカブラマッタに沢山ある青果店、鮮魚店はものすごく新鮮でした。

 

 

それと不思議なんだけどスーパーマーケットで買うよりもずっと安いんですね。ものにもよるけれど青果で20%、鮮魚でも10%以上。カブラマッタは実は青果鮮魚の聖地だった。

生地を買うなら時間と交通費をかけてでもカブラマッタまで来るべし

 

今回、カブラマッタの街を探検してみて驚いたのが「生地屋さん」の多いこと。1ブロックに一軒あるんじゃねーの?というくらい生地屋さんが沢山ありました。

 

東京の日暮里が、生地の聖地だということで外国人が多く集まるというのを聞き行ってみたことがありますが、カブラマッタは店の数でいうと日暮里の比ではありません。

 

また、その生地が安いんです。1メートル2.5ドルからありましたからシドニーのQVB近く(クイーンビクトリアビルディング)生専門店の半額ですね。

お手洗いの場所

おー、これ大事!!「自由の門」の近くのアーケードに公共のトイレがあります。清潔感あるトイレですので安心して使ってください。

カブラマッタって治安良くないって聞いたけど、実際どうだった?

1980年くらいまでカブラマッタは、様々な人種の人が移民してきていて正直治安は良くなかったようです。でもそれを乗り越えて治安はかなり良くなっています。

 

友人にカブラマッタに行くと言ったら「気をつけてねっ」と言われました。でも実際の印象は、日中だと全く怖いっていう感じはなかったです。ちょうど3時くらいは学校がえりの中高生らが、アイスクリーム片手に歩いていたり。のどかなものでした。一面しか見えていないのかもしれませんが。

【おまけ】ベトナム関連『ミスサイゴン』

カブラマタと直接関係ないけれど、、ベトナム関連で大好きなミュージカル「ミスサイゴン」のシアター予告編のURLを貼っておきます。ベトナム戦争をベースにしたアメリカ兵とベトナム女性のラブストーリーです。

 

まとめ

  • カブラマッタはシドニー市内から電車で1時間。シドニーから日帰り小旅行には最適です。
  • カブラマッタはベトナム人が多く移住していてベトナム文化風俗に触れることができます。
  • ベトナムレストラン多数、またフードコートでもベトナム料理を味わうことができます。
  • 昼間は治安の問題はほぼないと思います。といってもここは海外。最低限の安全対策はとりましょう。
  • 生地を買うならカブラマッタは種類・値段においても最強です。

 

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オーストラリア・シドニー在住の50代。人生の総仕上げをすべくライフワークである旅行、読書、英語についてブログに綴ります。