2019年 ルナパーク、シドニーで愛され続ける理由とは

オーストラリア旅行

シドニー湾の北岸、ミルソンズポイントにある「ルナ・パーク」。パークのゲートの怖い顔が印象的で一度見たら忘れられませんね。

 

あまりに怖い顔なので、泣きだす子供もいるかもしれないと思います(笑)でもこのルナ・パーク。シドニーの市民に愛され続けて約80年。とにかくシドニーっ子はルナパークが大好きです。

 

どうしてあの怖い顔がゲートになったのか、、、そして愛され続ける理由を考えてみました。では、いざルナ・パークに突入。

 

世界中にあったルナパーク!! その歴史を調べてみた

これ歴代のシドニー、ルナパークの入口の顔です。いろいろと変遷があったようですが、どれも超怖いですね(笑)

 

テーマパークの入場ゲートとは思えないような造りをしています。

 

ルナパークが初めて作られたのは20世紀初めのアメリカ。メインのアトラクションが当時は珍しく電動で動く「A trip to Moon Ride」(月世界旅行ライド)でした。その乗り物が大ヒットしたようで連日大賑わいだったようです。

 

その後、世界各地でルナパークブームが起こります。なんと全世界で83ものルナパークが造られました。なんと日本にも東京(浅草)、大阪(新世界)とふたつのルナパークが造られました。残念ながらふたつとも焼失してしまって今は残っていません。

 

そして、オーストラリアには5つのルナパークがありました。ひとつはブリスベンの近く、もうひとつはパース、そしてアデレードにも。この3つのルナパークはすでに廃業しています。現在、営業を続けているのはメルボルンとここシドニーのルナパークのふたつです。

 

シドニーのルナパークは2005年に改装するまで、経営的に厳しいときもあったようですが、それでもシドニー市民に愛され80年も営業が続いています。

シドニー、ルナパークの場所は・・・

シドニー、ルナパークはロックスやオペラハウスのあるサーキュラキーのちょうど対岸にあります。サーキュラキーの船乗り場からフェリーで「ミルソンズポイント」行きに乗船してください。次に停まるのがミルソンズポイントです。

 

 

フェリーは「オパールカード」が使えるので、乗船前に必ず、タップしてくだいね。タップというのはオーストラリア英語でタッチすること。

 

ミルソンズポイントの桟橋を降りると、目の前にルナパークです。便利ですね。

 

さていよいよシドニー、ルナパークへ。入場料、ライドの料金など

 

ルナパークの正面ゲートです。何度見ても見慣れません。正直子供でなくても怖いです(笑)。シドニー湾の優雅な景観をあざ笑うかのように、カラフルな大きな顔が現れます。

 

そして、な、なんとルナパークの入場料は無料なのです。乗り物に乗ったりゲームをして遊ぶとお金がかかるシステムになっています。そして気になる乗り物の料金は・・・

 

アトラクションの料金は身長で決まります。

 

背の高さでアトラクション料金が決まるというのは、いかにもオーストラリアらしいですね。( )内はインターネットで購入した時の料金です。

イエローパス 130cm以上 57ドル(53)

グリーンパス 106~129cm 47ドル(43)

レッドパス  85~105cm 25ドル(23)

 

グリーンパス、レッドパスは乗り物によっては大人と一緒に乗らなければならないライドもあります。大人の同乗料金は別にあります。同乗料金はグリーンパスが45ドル、レッドパスが25ドルです。

 

他に1年間有効のパスが109ドル。これは身長による差はないようです。109ドルは2回くれば元がとれてお得ですね。

ルナパーク、シドニー市民から愛されて80年! その理由を考えてみた

 

アメリカのカリフォルニアにあるディズニーランドが開業したのが1955年。このシドニーのルナパークの開業は1935年。

 

ディズニーランドより20年も前に開業していて、いまなお愛され続けているシドニールナパークはすごいですね。

 

今なお人気の秘密をパークのなかを歩きながら考えてみました。

入場料がかからない

 

ルナパークは入場料がかかりません。入場ゲートはあるけれど、パーク内とパークの外に塀は特に設けられていないのです。

 

つまりはパークへの出入りは自由です。ミルソンズポイントに景色を見に来たついでに、ちょっとパークのなかをうろうろしてみようという軽い気持ちでなかに入るひとも沢山いらっしゃることでしょう。

 

そしてレストランで食事をしたり、バーでお酒をのんだり、気が向いたらお金を払ってアトラクションに乗ってみよう、など、その「ゆるさ」がオージー気質にあっているのかもしれません。

おとなの休憩場所が確保されている

 

パークのなかには、すばらしい「バー」があります。そのバーは海に向かって大きく窓があけられていて、そこからはバーバーブリッジやオペラハウスが遠望できます。

 

子供だけでなく、大人にも愛されるルナパーク。こんなところにも人気の秘密があったんですね。

 

乗り物がアナログ

 

このパークのアトラクションは昔ながらのジェットコースターやメリーゴーラウンド、観覧車が主役です。バスケットボールをネットのなかに投げ入れるゲームもゲームセンターのように機械化されていません。

 

パークのフレンドリーなスタッフが横で応援してくれて、うまくいけば一緒に喜んでくれて。こんな楽しいアトラクションはルナパーク以外にありません。

 

 

そして究極はスライダー(・・というか大きなすべり台)下半身を大きな袋にいれて長いすべり台をすべり降りるという単純なスライダー。これがオージーに大人気です。

 

ロケーションが最高によい

そしてなんと言ってもロケーションは最高です。電車はサーキュラキー駅から歩いて10分、フェリーのサーキュラキー桟橋から降りたら目の前がルナパークです。

 

まとめ

シドニールナパーク

営業日 : 年中無休

営業時間 : 10時~18時(スクールホリデーは22時頃まで)

ホームページ : https://www.lunaparksydney.com/

 

シドニー観光 世界遺産オペラハウスはここから見よう・3つの絶景モデルコース

シドニー観光 世界遺産のコカトゥーアイランド 隠れた観光名所 

 

The following two tabs change content below.
Life Only Once

Life Only Once

オーストラリア・シドニー在住の50代。人生の総仕上げをすべくライフワークである旅行、読書、英語についてブログに綴ります。