世界遺産・カカドゥ(Kakadu)国立公園 ダーウィンから1泊2日旅行体験記

ダーウィン

ダーウィンからツアーバスに乗って1泊2日。世界遺産・カカドゥ国立公園に行ってきました。

 

カカドゥ国立公園は別名「アボリジニランド」。アボリジニの先祖が描いた壁画を楽しんだり、手つかずの大自然のなかに沢山の野鳥、ワニをはじめとする動物の生態を見たり。

 

カカドゥ国立公園は本当にオーストラリアらしい場所でした。体験談としてレポートしますね。

世界遺産、カカドゥ国立公園ってどこにある?

 

カカドゥ国立公園はオーストラリアのノーザンテリトリー準州の北にあります。ノーザンテリトリー準州の州都ダーウィンからカカドゥ観光の拠点となるジャビルの町(下の図でF地点)まで車で3時間かかります。

 

 

カカドゥ国立公園の広さはなんと2万平方キロ。なんと日本の四国がすっぽりとなかに入る広さです。

 

カカドゥの見どころは沢山ありますが、今回は選りすぐりの見どころ7つについてレポートしますね。それぞれの記事に地図の場所を標して(A,B,C,,,)おきましたので参考になさってください。

 

世界遺産・カカドゥ国立公園 7つの見どころ その1 ジャンピングクロコダイル (地図A地点)

 

大きなボートに乗ってアデレード川を1時間半のクルーズです。します。ボートが近づくと体調4~5メートルもある大きなクロコダイルが泳いで近くまできます。

 

肉をつけた釣竿をかざすとクロコダイルの頭がにょろにょろとゆっくりでてきます。ジャンピングというのはちょっと違うかなと思いますが、迫力満点。

 

クロコダイルがあごを閉じると「カポーン」とものすごく大きな音が。大きな氷のかたまりもこなごなになるほど、あごの力が強いそうです。

 

クロコダイルは縄張りがあります。300メートル間隔でクロコダイルが一匹ずつ生息している感じです。

 

世界遺産・カカドゥ国立公園 7つの見どころ その2 公園入口看板で写真を撮ろう (B地点)

 

ここがカカドゥ国立公園の入口です。

 

アボリジニの土地・カカドゥへようこそ」の文字。ここではほとんどのツアーがトイレと写真休憩する場所です。是非、記念撮影しましょう。

 

ここからはサバンナの一本道。走っても走ってもサバンナの道が続きます。

 

ところでカカドゥでは自然系を守るために計画的な野焼きをしています。道路の両側の草木に火がついていてびっくりすることも。

世界遺産・カカドゥ国立公園 7つの見どころ その3 ウビア(Ubirr)で絶景夕日鑑賞(C地点)

 

ジャビルーの町から北へ30分。カカドゥ国立公園北東部の岩場に登ります。

 

この岩場には3000~2000年前と推定されるタスマニアタイガーの壁をはじめ沢山の壁画が残っています。その他にもオーストラリアの川魚(バラマンディー)、カメ、トカゲが描かれています。

 

この岩山の上に登ると、広大な湿原地帯が目の前に広がります。また右手には、カカドゥの4倍の8万ヘクタールにも及ぶアボリジニの土地「アーネムランド」が広がっています。

 

ウビアは夕日の名所として知られ、サンセットの時間になると多くの人々が集まってきます。

 

世界遺産・カカドゥ国立公園 7つの見どころ その4 ノーランジーロックでアボリジニ壁画鑑賞(地図D)

 

ジャビルーの町から南下すること30分。ノーランジーロックといわれる大きな洞窟があります。ここはアボリジニが2万年前から利用してきた場所です。

 

大きな岩にアボリジニの天地創造の物語「ドリームタイム」が描かれています。

 

絵の右上に描かれているのは、ドリームタイムのなかの伝説・雷男「ナマルゴン」です。

 

世界遺産・カカドゥ国立公園 7つの見どころ その5 イエローウォータークルーズ(地図E)

朝もやの光のなかイエローウォーターリバークルーズを楽しみました。

 

このクルーズはカカドゥ観光のハイライト。ボートは蓮の花やウォーターリリイが咲く湿原のなかをクルーズします。

 

特に鳥の多い、朝と夕方のクルーズがお薦め。ガイドさんの軽快な解説もとても分かりやすく良かったです。

 

突然、目の前にイリエワニが現れた!!!

 

どうこのワニ大きいでしょう。体調6メートルは優にありそうです。

世界遺産・カカドゥ国立公園 7つの見どころ その6 ジャビルのクロコダイルホテル(地図F)

 

ジャビルの町にあるクロコダイルホテル。その名前のとおり、空から見るとワニの形をしています。

 

セスナ遊覧に乗るとこんな風に見えるそうですが、今回は遊覧飛行機に乗りませんでした。なので写真はありません。

 

ポストカードを見て創造しながら絵を描いたのでそれをアップしておきます。絵心ないのでお恥ずかしいのですが、、、(笑)

 

世界遺産・カカドゥ国立公園 7つの見どころ その7 高さ4メートル巨大アリ塚(地図G)

 

どうです、このアリ塚大きいでしょう。こういうのが道路の近くに地面から沢山にょきにょきと出ています。

 

このアリ塚は「聖堂アリ」という白アリの住みかです。聖堂というのはこのアリ塚が聖堂に見えることからついたものだと言います。このアリ塚で敵か身を守り、暑さや雨から女王アリや食料を守るのだそうです。

 

この塚を見ているとアリさんも偉いなあと見方が変わってきました。

 

世界遺産・カカドゥ国立公園のベストシーズンは?

 

オーストラリア政府が発行している案内書によると、一年は雨季と乾季に分かれており、観光には乾季が適しているようです。

 

乾季はこの表によると「6~9月」。いろいろなガイドブックを見ると「5月中旬~9月」が観光に最適と書かれたものが多いようです。

 

カカドゥ国立公園で注意すること

国立公園が発行する案内書によると、カカドゥ国立公園ではいくつか注意点があります。注意点を守って楽しく観光しましょう。

  1. 日差しが強いのでサングラスは忘れずに
    カカドゥの直射日光は強いです。夕日もきれいだと凝視していると雪目になる恐れがあります。サングラス(できればUVカットできるもの)は必ず持っていきましょう。
  2. 日焼け止めは必須です
    言うまでもなく日焼け止めは忘れずに、ダーウィンの街には大きなスーパーマーケットがありそこでも買えます。
  3. 水分はこまめに補給
    カカドゥの観光には必ずペットボトルを持ち歩きこまめに水分補給しましょう。
  4. 歩きやすい靴で
    履きなれたスニーカーが一番です。
  5. 水辺には近づかない
    塩水ワニがカカドゥ水域には生息しています。公園では襲われて死や重症にいたる事故が起きています。ワニの危険サインに従い水際には近寄らないようにしましょう。

さらに詳しいことはカカドゥ国立公園Bowaliビジターセンターホームページで確認ください。

 

世界遺産・カカドゥ国立公園はアボリジニの天地創造伝説の土地でもあります。大自然が手付かずで残るカカドゥ国立公園。お薦めします。

 

www.parksaustralia.gov.au/kakadu

オーストラリア最北の街・ダーウィン 夕日がとても美しいビーチ
オーストラリアの最北端、ダーウィンにあるミンディルビーチのご紹介をします。
ジェットスター航空あるある! オーバーブッキング、フライトキャンセルでひどい目にあった。
オーストラリアのローコストキャリア(LCC)であるジェットスター航空。 ジェットスター航空は、オーストラリアでは「Weekend Frenzy」といって毎週金曜日、セールをやっています。会員登録をしておくと、今週はどこ行きが安...
空からシドニーの美しい景色を楽しむために・・・飛行機はどの座席にすわるか?
飛行機の旅。窓から見える景色も楽しみのひとつです。 特にシドニー上空から眺めるオペラハウスやハーバーブリッジのしさは、世界の都市のなかでもピカイチです。 ではどこに座ればシドニーの景色を楽しめるのでしょうか?ちょ...
The following two tabs change content below.
Life Only Once

Life Only Once

オーストラリア・シドニー在住の50代。人生の総仕上げをすべくライフワークである旅行、読書、英語についてブログに綴ります。