どこの国でも入国審査ってあまり気持ちの良いものではありません。
入国審査官に何を質問されるかと思うとドキドキ。
また入国審査が長蛇の列になっていると待たされるだけでも疲れてしまいます。
オーストラリアは主要空港で「スマートゲート」が導入され、入国がものすごく簡単になりました。
日本のパスポートが「IC旅券」に変わった時に、「いったい何のためこんなことするのだろう」と思いましたが、今はIC旅券の恩恵を最大限受けて、感謝の気持ちで一杯です。
飛行機がシドニー空港に到着した時から最短で20分で外に出られたこともあります。
こんな便利なもの使わない手はないですね。
スピード入国のために、書類は機内で記入しておく
機内でオーストラリアの入国書類が配られます。パスポート番号が必要ですので、私はパスポートをしまってしまう前にこの書類の記入をすることにしています。
オーストラリアへの入国時に準備するのは、パスポートとこの書類だけです。
「スマートゲート」で入国手続きをする
飛行機が到着してターミナル内に入ると、イミグレーション審査までの間に、「スマートゲート」の機械が沢山置いてあります。
日本の「ICパスポート」は勿論対応しているので、「スマートゲート」に挑戦してみましょう。
パスポートの写真のあるページを裏向きに機械に差し込んでみてください。
画面がくるくると回って日本語が表示されます。日本のパスポートであることを機械が認識したということですね。
日本語で3つの質問がなされます。画面にそって答えます。該当するところの画面を指で押します。
個人の情報が入った「出国カード」がプリントされでてきます。忘れずに取ってください。この出国カードは無くさないように、最後の税関検査時に回収されます。
入国審査は自動ゲートを使う
入国審査場の前に、上の写真のような電子掲示板があります。Eパスポート(セルフサービス)と書かれています。
右のレーンにそって、自動ゲートの方に向かいましょう。このあたりは写真撮影禁止なので画像はありません。
左のレーンは通常の審査官のいるゲートです。時間帯にもよりますが、何重にも列が重なるくらい混み合っています。
中央のレーンはExpressレーン。ファーストクラス、ビジネスクラスの乗客が使います。機内でExpressレーンの紙が配られます。
今回は「スマートゲート」の説明なので右のレーンを使ってください。
自動審査機械に向かいます。ここではさきほど発行された横長の出国カードを機械に差し込みます。
審査チェックがはじまり、次に写真撮影が行われるので前を向きます。眼鏡をかけている場合ははずします。
写真撮影が終わったらゲートが開きます。カードが戻されますので必ず取ってください。
たまに上手く機械が作動しないときがあります。近くに係の方がいるのでサポートを頼んでください。
また、機械では入国審査できないような入国ビザもあるようです。その場合は、左の列に並びなおさなければなりません。係の方の指示に従ってください。
これで入国審査は終了です。どうです、簡単でしょう。
ターンテーブルから機内預けした荷物を取ります
シドニー空港では、到着便ごとにターンテーブルの番号が館内アナウンスされます。その番号のターンテーブルに行って荷物がでるのを待ちます。
ターンテーブルは英語で「カルーセル」といいます。注意深く聞いてみてくださいね。もちろん電子掲示板の表示もあります。
税関は申告するものがなければ「NO Declare」の出口へ
ここでは、審査官にパスポートを見せて、出国書類、出国カードを渡せば終了です。
「スマートゲート」導入の空港は?
スマートゲートは現在、オーストラリアのほとんどの空港で導入されています。
- シドニー
- ブリスベン
- ケアンズ
- ゴールドコースト
- メルボルン
- パース
- ダーウィン
- アデレード
でもスマートゲートが対応しているパスポートはまだ20カ国程度です。せっかく使えるのだから使わない手はないですね。

日本のパスポートはHenry & Partner’sのランキングで2019年度、自由度が単独世界一だって。すごいね。世界最強のパスポート!
まとめ
- シドニー空港は24時間空港ではない。
- 便発着時間が決まっていて、当然入国審査は混んでいるのが普通
- 入国審査場内で特に混んでいる場所は、2か所。
- 入国審査官のブースのあるところと、税関申告で申告のある人が並ぶところ。どこがラインか分からないくらい混んでいることがある。
- なので「スマートゲート」を利用し、「税関申告なし」のパターンだと混んでいるところを避けられる
- トイレは飛行機を降りてすぐ近く、荷物受けとりのカルーセル近くにもある
- 申告は正直に。申告書に虚偽がある場合は罰金罰則の対象になりますよ。気をつけてね。




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