オーストラリア 中距離列車の旅 クイーンズランド州のティルトトレインに乗ってみた!

旅行記

オーストラリアは広大な土地です。移動手段は飛行機が一般的ですが、長距離列車、中距離列車の旅も捨てたものではありません。

 

どこまでも続く平原をまっすぐな線路に乗って旅するというのも旅ごころをそそられます。

 

今回は中距離列車、クイーンズランドが誇るティルトトレインに乗ってきましたので報告しますね。

オーストラリア、中距離列車 ティルトトレインの旅

今回、乗車したのはメアリーバラ・ウェスト (Maryborough West) からブリスベン(Brisbane)中心のローマ駅までの区間です。

 

メアリーバラ・ウエストを出発したのはほぼ定刻の11時00分、ブリスベン・ローマ駅に到着したのはこれもほぼ定刻の14時55分でした。走行距離にして約260キロ、3時間の旅でした。

 

スーツケースを預けられるのかどうか、社内で食事はできるのかどうか、トイレはなどなど、いろいろと不安がありましたが、まあ、乗ったらどうにかなるだろうと下調べもあまりせずに当日をむかえてしまいました。

 

そもそもティルトトレインってどんな電車?

「ティルトトレイン」って、まず名前からしてよく分からなかったので調べてみました。

 

「ティルト(Tilt)」って英語を直訳すると「傾く」って意味なんですが、ティルトトレインって傾く列車っていうことでしょうか。

ティルト(Tilt)って英語で傾くという意味だよ。カーブを高速で走れるように振り子で車体の重心を移動できるんだよ。(鉄ちゃん突然の登場)

クイーンズランドのティルトトレインはJR四国の車両をベースに作られているよ。電動式とディーゼルがあるよ。(鉄子も登場)

こんなに広いオーストラリア大陸、そもそも日本のようにカーブって沢山あるのかな?

 

いやいや、ゆるやかなカーブでも遠心力は相当かかり脱線しないためには速度を落として走らないといけないよ。ティルトトレインはそのカーブを高速で走りぬけ、乗り心地も高めているんだよ。

このティルト機能があるために最高時速170キロで走ることができるのよ。

 

なるほどね。広いオーストラリアだからこそ高速鉄道が必要なんだね。いっそのこと、新幹線とか導入すればいいのにね。

 

 

メアリーバラ・ウエスト駅には駅舎のほかに何もなかった・・・

 

駅にはKIOSKくらいあるかなと期待をしていたのですが、考えが甘かった。。。KIOSKどころか駅の周辺にはお店もパブもなく。早めに駅に到着してカフェで時間を過ごそうと思っていたのですが。やはり「行きあたりばっ旅」は失敗も多いですね。(笑)

 

この駅ではスーツケースを積み込むスタッフの方が何人かいて、列車が到着すると荷物を運んでくれました。荷物は終点のローマ駅まで預かってくれます。各車両には十分な荷物スペースもあるので自分で積み込んでも問題ないと思います。日本の新幹線には荷物スペースがないのでこういうのは嬉しいですね。

オーストラリア 中距離列車 ティルトトレインの設備について

今回は(というかいつもですが)エコノミー席に乗りました。大きなオージーの身体にあわせて作られているからか、スペース的には申し分ないくらい広いです。

 

横2席x2席の配列で頭上には飛行機のように荷物入れがあります。席はもちろんリクライニングシート。フットレストもありました。

 

携帯やパソコンの充電ポイントもあります。でもこれがとてもわかりずらいところにあって自分と同じように皆、充電ポイントを探しまくっていたのが滑稽でした。WIFIサービスも無料です。

 

社内はすこし幅の狭い東海道新幹線のような感じ。新しい車両なのか、すごく清潔で快適でした。

 

 

エコノミー席、ビジネスクラス席の間にKIOSKがあります。サンドイッチや飲み物はここで購入できます。また社内でトレイサービスもあり席でも購入可能です。もちろんクレジットカードも利用可能。便利ですね。

 

トイレは各車両についています。トイレはとても清潔で広くとても使いやすかったです。

 

お隣は小さな子供と赤ちゃん連れのファミリーで、ブリスベンの両親に会いに行くとのことでした。おじいちゃん、おばあちゃんがブリスベン駅に迎えに来ているのかな、なんて勝手に妄想を膨らませていました。ティルトトレインはブリスベンより北に住む人達にはなくてはならない生活の足なんですね。

 

ティルトトレインのワゴンサービスでお昼ごはん

ワゴンサービスでは、サンドイッチ、ラップ類、ミートパイなどの軽食やアルコール、ソフトドリンクなどが購入可能です。私はチキンサンドイッチとオレンジジュースを頼み18ドルはらいました。けっこうな値段だなと思いましたが、まあ列車のなかではこんなものでしょう。お味もほうもまあ、そこそこでした。(笑)中距離列車ではありますが、ビュッフェカーを接続している訳ではありませんので食事は正直あまり期待しないほうがよいと思います。

ティルトトレインの乗り心地、車窓からの景色

乗り心地や車窓の景色はどうだったの?

さすがティルトトレイン、けっこう高速で走っている感じはしたけれど乗り心地は快適でした。。あまり揺れも感じなかった。

 

車窓から見る景色はけっこう単調でいくつもの林や街を抜けて走っている感じ。海は全く見えませんでした。

 

サンシャインコーストの近くに奇岩が並ぶグラスハウスマウンテンでは、山々が突然地面からにょきにょきと突き出している光景は圧巻です。キングコングの上半身のように見える山もあります。

ブリスベンは市内のローマステーションが終着駅

終着駅はブリスベンのど真ん中、ローマステーションに到着です。

このローマ駅からブリスベン空港や観光地ゴールドコーストへは電車が接続されています。ローマ駅の周辺にはホテル、レストランなどが沢山あります。

 

今夜はローマ駅の前のメリトンホテルに1拍して明日の飛行機でシドニーまで戻ります。是非、機会があればティルトトレインに乗ってみてくださいね。

 

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オーストラリア・シドニー在住の50代。人生の総仕上げをすべくライフワークである旅行、読書、英語についてブログに綴ります。