シドニーで運転免許書を取ってみた(日本免許の書換え体験談)

シドニー生活

シドニーで運転免許書をとってみました。日本の有効な運転免許書は持っていたので「筆記テスト」や「実地テスト」などなくて書き換えで運転免許は取れるはず。楽勝~と思っていたのですがちょっと面倒でした。

 

シドニーで運転免許書を取ろうと思った理由って?

 

シドニーって交通機関が発達していてものすごく便利な街なんです。電車、バス、フェリー、路面電車が網の目のように走っていて、生活に関係するほとんどの場所は公共交通機関で行くことができます。

 

散歩にするのに良い広くて素敵な公園は近くにあるし、泳ぎたければマンリービーチに電車・バスで行けるし。それもシドニーの魅力のひとつかなと思っています。なので特に運転免許を取得してわざわざ車に乗ろうと思わなかったんですね。

 

でもシドニーにいて運転免許書がなくて不便だなと思うことがよくあるんです。それは運転が理由でなくて、シドニーでは身分証明書として運転免許書が大活躍するからです。

 

  • 飛行機に乗るとき(チェックインカウンターで必要)
  • パブに入店するとき(お決まりのように入口でチェック)
  • 市民サービスカウンターで
  • RSLクラブに入店・入会するとき

 

勿論、パスポートは身分証明になるけれど常時携帯するのも大変だし(外国にいる邦人は常に携帯しないといけないらしいけど・・・)いっそ、運転免許書を取得することにしました。

 

RSLクラブは、地元の人を対象に営業しているんだって。だから入店の時には住所確認されるんだよね。パスポートだけでは入店できない店が多いよ。

いざ、シドニーで運転免許書を取得。どこに行けばよい?

 

日本では運転免許センターや警察が窓口になりますが、シドニーではサービス・ニューサウスウエールズ(Service NSW)という州の出先機関が窓口になります。

 

ここは運転免許の運転免許書の申請、切替、再発行の窓口になります。

 

ここではニューサウスウエールズ州に住んでいる人にいろいろなサービスを提供しています。

 

たとえば、出産、結婚、不動産取得、教育、健康に関する書類手続きなど。窓口をすべてここにまとめたという感じ。

 

日本は、市役所、警察、保健所などサービスの内容で行く場所が変わるからそれを考えるととてもよいサービスですね。

 

【ステップ1】Service NSWで日本の運転免許書の翻訳を依頼する

 

Service NSWのアポイントを取る

 

まずは日本語の運転免許書を英語に翻訳してもらいます。これは基本的にはアポイント制なので電話でアポイントを取るか、サービスNSWの受付に行ってアポイントを取り、指定された日時に再訪します。

 

会社の同僚で、アポイント取らずに行って、空いていたのでやってもらえたというツワモノもいましたが。やはり基本はアポイントを取るです。

 

アポイントの当日、持参するものは

  1. 有効な運転免許書
  2. パスポート
  3. 現住所を証明できるもの現住所の証明はガス、電気、クレジットカードの月の支払い明細など、住所が記入されたものがあればOKです。

 

翻訳の料金表を添付しておきます。基本は7日後に発送が96ドル、14日後に発送が77ドルです。

 

Expressポスト(速達)を頼むとさらに14ドルの追加料金がかかります。

 

急いでもいなかったので、迷わず14日後の普通投函を選びました。料金77ドルなり。

 

翻訳料金の支払い

支払いは前払い。クレジットカードが使えるよ。

 

翻訳を申請した時に、次回必要な運転免許申請書類をもらって帰ろう。翻訳が届くまでに自宅で必要事項を書いておけば楽だね。

 

 

2週間後に郵送で翻訳書が到着

 

この翻訳書と日本の運転免許書をあわせて持っていれば、車の運転ができます。もちろんレンタカーも借りることができますね。

 

【ステップ2】ふたたびService NSWへ。いよいよ運転免許書の申請

 

運転免許申請時に必要な書類

  1. 日本の運転免許書
  2. 運転免許書の翻訳
  3. パスポートなど身分証明書
  4. 申請用紙

の4点です。どれひとつ欠けても申請できないので注意してください。

受付カウンターで

運転免許書の申請に来たことを告げます。受付カウンターで書類がそろっているか確認されることがあります。

 

受付番号を渡されます。番号がアナウンスされたらそのカウンターに行きます。

サービスカウンターへ

サービスカウンターでは以下のような手続きの流れになります。

  1. 書類を一式渡す
  2. 目の検査
  3. 免許書に使う写真撮影
  4. 運転免許書の代金支払い

1年間有効免許     $60
3年間有効免許   $138
5年間有効免許   $188
10年間有効免許   $348

代金支払いは勿論クレジットカードで大丈夫です。あとは運転免許書が自宅に郵送されるのを待つだけです。

 

目の検査は受付カウンターのうしろにある電光掲示板の字や数字を声を出して読むんだよ。

前の人の検査ボードが残っていたから読んでいたら、自分の番になって新しいボードに変えられて思わず苦笑。(当然か・・・)

ついにオーストラリアの運転免許をゲット

 

ちょうど3週間後、運転免許書が自宅に送られてきました。オーストラリアで生活をしているという実感が一気に湧いてきました。(笑)

 

NSW州には「NSWフォトカード」というIDカードがある

今回は身分証明書としてオーストラリアの運転免許書を取りました。でもニューサウスウエールズ州には身分証明書とし公式に使える「NSWフォトカード」というものがある。

 

車の運転以外は身分証明としては運転免許書と全く同じ。そして取得方法も全く同じ。違うのは発行にかかわる費用だけ。

5年間有効    $55
10年間有効    $98

 

用途に応じて発行してもらえばよいと思うよ。

 

まとめ

ニューサウスウエールズ州で日本の免許をオーストラリア運転免許に書き換えるには

  • シドニーで生活するにはパスポート以外に身分証明書(IDカード)があれば便利
  • 運転免許取得には翻訳、免許発行で少なくとも6週間以上かかる
  • 翻訳料、免許発行料は別料金
  • 窓口は「Service NSW」
  • 免許書取得までに2回は「Service NSW」に足を運ばなくてはならない
  • 身分証明書だけなら「NSWフォトカード」を取得する方法もある

 

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Life Only Once

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オーストラリア・シドニー在住の50代。人生の総仕上げをすべくライフワークである旅行、読書、英語についてブログに綴ります。