時にシドニーの喧騒から離れ、雄大な自然に囲まれた時間を送ってみたくなります。
今回、友人に誘われ、クイーンズランド州フレーザー島にあるキングフィッシャーベイリゾートに行ってきました。
キングフィッシャーベイリゾートは世界遺産のフレーザー島の西海岸に建てられています。
その前の海は世界有数のホエールウォッチングができると知られた入り江です。
ではさっそくキングフィッシャーベイリゾートをご紹介しますね。
世界遺産フレーザー島、キングフィッシャーベイリゾートへのアクセス
シドニーからハービイベイまではVirgin航空で
フレーザー島はブリスベンの北300キロほどのところにあります。ハービーベイはフレーザー島の対岸にある町でそこまで飛行機で飛びます。シドニーから1時間40分程です。
ハービーベイ空港からリバーヘッズの港へ
ハービーベイからリバーヘッヅの港までは車で20分ほど。キングフィッシャーベイリゾートの車が飛行機の到着にあわせ迎えに来てくれます。
小さな空港なので迷うことは全くありません。このバスでリバーヘッズ港まで。
キングフィッシャーベイリゾートへは、対岸のハービーベイからフェリーで渡ります。約50分。大きな入り江の海を渡るという感じなのであまり揺れたりすることはないようです。
私たちのほかに30人くらいの乗客がいましたが、国際色豊か。ヨーロッパ、アメリカ、アジア、世界中からフレーザー島に旅行者が集まります。
ハービーベイは「世界ホエールウォッチング遺産」
ハービーベイの町のモニュメント。この町は2019年11月に世界に先駆け、「ホエールウォッチング遺産」に認定されました。
ハービーベイの人々の環境保護への貢献度と地域コミュニティによるザトウクジラ観光が認定に繋がったようです。素晴らしいですね。
ということで、ハービーベイのモニュメントはもちろん鯨でした。これ実物大かな、かなり大きな鯨ですね。
フレーザー島と本土の間にある内海は7~9月までホエールウォッチングが盛んだよ。南氷洋の鯨がはるばるこの暖かい海で出産して子育てをしてまた南氷洋に帰っていくんだね。シドニーやゴールドコーストのツアーでは移動する鯨を見るんだけどここは見られる確率がかなり高いよ。
リバーヘッズ港からフレーザー島へ
フレーザー島へはフェリーで渡ります。一日に3便しかフェリーはありません。
普通乗用車ではフレーザー島内を走ることはできません。4輪駆動車ばかりが積まれるフェリーです。珍しいですね。フェリーのタイムテーブルです。
このフェリーで対岸のフレーザー島までは40分くらい。スナックやコーヒー、飲み物、ちょっとしたお土産の販売コーナーはありました。トイレもあるから安心。
Fraser Island Barges Transfer Time Table | |||
Departs River Heads | 8:30 | 10:15 | 16:00 |
フレーザー島到着~ホテルまで
ゴルフカートを繋いだような送迎車が、ホテル滞在客を迎えに来てくれました。
ホテルは桟橋からすぐ近くなので、この送迎車には乗っても乗らなくてもよいと言われた、、ような気がした。実際はこの車に乗らないといけなかったようで。滞在中に知っておかねばならない大切な案内を聞き逃してしまっていた(笑)
フレーザー島はディンゴという動物の生息地。ここのディンゴはオーストラリア国内でももっとも純血度が高く保護の対象になってる。エサをやったりかまったりしてはいけないよ。見た目は柴犬に似ているけどオオカミの亜種でけっこう獰猛らしい。ホテルチェックインの時にそうしたお知らせがあるよ。
世界遺産・世界最大の砂の島フレーザー島、キングフィッシャーベイリゾートホテル
ロビーは広い吹き抜けになっていて風が通って気持ち良かったです。このホテルはほとんどが島で伐採された木材を使って建てられたそうで、環境に配慮し高さも3階建てと低層階にしてるんだって。
チェエクインには、パスポートなどの身分証明書、予約確認書、クレジットカードを用意を。
このホテルには通常の客室とビラタイプの部屋がありました。2018年10月に英国王室のハリー王子とメーガン妃も宿泊されているようです。ビラタイプの部屋にお泊りだったとか。
英国王室はオーストラリアでとても人気がありますねー。
フレイザー島、キングフィッシャーベイリゾートの施設をちょこっと案内
ホテルの建物内には大小のスイミングプール、ふたつのレストランがあります。
そしてホテル玄関のすぐ前にはショッピングビレッジがあります。朝8時くらいから夕方5時くらいまでオープンしています。簡単な食材やお土産物、お酒、日焼け止め、虫刺され、種類は少ないですが、一応なんでも揃っています。
テツヤはボトルの水と日焼け止めを買いました。友人はマグナムというアイスクリームを買ってた(笑)
ホテルの部屋は新しくないけれども悪くもないといったところでしょうか。
ホテルは環境を意識しビーチからすこし奥まったところに建てられています。なので海側の部屋といっても真正面にすぐ目の前がビーチというお部屋はありません。
この写真はホテルの標準的な部屋の写真です。
- 無料WIFIはロビーエリア、レストランで利用可能です。部屋のWIFIは有料でした。ちょっと残念~。
- Safety Box はレセプションのものを利用。部屋にはありません。
- バスタブとシャワー一体型のお風呂。でも改装予定があるそうで改装後はシャワーオンリーになるそうです。
- ほとんどの部屋に広いバルコニーがありました。
- 部屋は1ベッド、2ベッドタイプのものがあります。
- プールに行くときは、プール用のタオルを借ります。ホテルフロントでチケットを見せればタオルをもらえます。タオルは使用後ホテルルームに入れておけばOK。
- 部屋の掃除が不要な場合には、「No Cleaning」のサインを部屋の外に出しておきます。ひと部屋につきホテル内で使える10ドルのバウチャーがもらえます。さすがエコホテル。
キングフィッシャーリゾートでのアクティビティあれこれ
キングフィッシャーベイリゾートは滞在型のホテルなのでいろいろなアクティビティが用意されています。
そのうち実際に自分で体験したアクティビティを紹介してみますね。
ブッシュタッカー試食体験
有料ツアー予約必要(当日15:00までに申込んでね)。ひとり20ドル。約1時間半。
The Seabelle Lounge Barで毎日16:30~
ブッシュタッカーとはオーストラリアの先住民族アボリジニにより伝統的に食されてきた森のなかの動植物のこと。このツアーではホテル内のレストランで、ガイドからブッシュタッカーの説明を受けながらシェフ料理を試食てゆきます。正直こんな食べ方あるのかとびっくり。自分の好みのブッシュタッカーと食べ方を見つけてください。
カンガルー肉、ワニ肉の試食もありました。
レーンジャーガイドと行くナイトウォーク
夜行性動物を探しにブッシュに入ったり、海の生物を探しに桟橋探索にでかけます。天気が良いと満点の星鑑賞ができます。
これは有料ツアーでおとなひとり10ドル。英語のツアーです。事前予約必要。夜7時から出発して1時間半ほどのツアーでした。
桟橋からエイが泳いでいるのが見えました。けっこうな確率でカメが見れるそうですが、残念ながら私たちはカメに出会いませんでした。
ビューティスポットツアー(Beauty Spt Tour)
事前予約必要 おとな $239/子供 $159、ブッフェランチ込
4WDに乗って島の中央部、東海岸を巡ります。東海岸の75マイルビーチを4WDで走ったり、島中央の淡水湖マッケンジーで泳いだりできる丸1日のツアーです。
このツアーについては別にブログを書いたのでよかったら読んでくださいね。
オーストラリア世界遺産 腰痛持ちがフレーザー島4WDツアーに参加した
フェリー桟橋からサンセットドリンクを楽しむ
ドリンクだけでも楽しめますが、シュリンプカクテルがオーダーできます。ひとり25ドルで席も予約しておいてくれます。フレーザー島か見る夕日は最高でした。
シドニー、ケアンズ、ゴールドコーストなどオーストラリア東海岸では夕日は山に沈むんですね。だからこのフレーザーの夕日は新鮮でした。
その他、有料や無料の沢山のアクティビティがあります。ホテルのロビーの電光掲示板に「What’s On」という案内があるので確認してみてね。
キングフィッシャーリゾートでの夕食
キングフィッシャーリゾートには、桟橋近くにスパゲッティやピザなど軽食が食べられるサンドバー、ホテルのなかにマヘナとコース料理のシーベルレストランがあります。TPOに応じて選べばよいと思います。
ホテル内のマヘナとシーベルが同じようなメニューを出しているような気がしてあまり違いが分かりませんでした。
欲をいうともう少しアジアテイストな料理も提供してもらえると食事にバラエティがでるかなと思いました。
写真はシーベルで食べたビーフサラダ。これが一番お口にあったかな。
まとめ(テツヤの身勝手な評価)
- レンタカーで4WDを借りて島内を回るのはよくよく考えた方がよい。保険もバカ高いというし、実際に砂のなかで立ち往生している車をよく見かけた。
- 島内を巡るツアーも大揺れに揺れる。腰痛持ちは心して行くべし。
- それらを考えてもさすが世界遺産だと思わせる何かがフレーザー島にはある。
- 特にマッケンジー湖のブルーと白砂のコントラストは素晴らしい。泳がなくても十分楽しめる。
- レストランの料理は、「まあまあかなぁ」という評価。
- ホテルの宿泊代はChristmasや正月などの繁忙期でなければ150ドル前後なので高いとは思わなかった。
- まとめになったかならなかったか分かりませんが、こんなことを感じました。チャンスがあれば是非行ってみてください。この記事がお役に立てれば幸いです。
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Life Only Once
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